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My携行ツール

去年から携行のツールを見直し始めて最近ようやく決着しました。

というのも岩手で自転車に乗るということはまさにサバイバルだからなのです!

街はずれなどで幹線道路から外れてしまうと自転車屋どころか民家もまばら、もしも山の中や周りに田んぼしかないような所でトラブルになったら・・・(ゴクリ)。

都内に住んでいた頃は必要最低限の装備で最悪の場合は近くのショップに駆け込めばいいと軽い気持ちでおりましたが、そんな甘っちょろい考えではこのサバイバルを生き抜いていくことはできません(笑)

走れなくなったら誰かに迎えに来てもらえばいいのですが、そうもいかない場合もあるわけで自走で帰還することを前提で考えなければなりません。

しかしながら自転車屋として働いていると様々な修理(トラブル)のケースに出くわします。

そんな経験をもとに考えているとあれもこれもと量が増えていき、そして重くなっていく・・・。

レースとかそんなんじゃなくて自転車に乗って色んなお店に立ち寄ってみたり、景色を堪能してみたり、季節の香りや流れる風を感じたり、自転車で過ごす「時間」を純粋に楽しみたい私にしてみれば、トレーニングじゃあるまいし重い荷物を積んで走ったって面白いわけがない・・・。

なので今回はツールバッグに収まる程度でトータル重量500g以内を目安にして考えてみました。

まずは発生率の高い走行不能に陥るトラブルとそれらに対して必要な物を整理してみます。

・パンク

 →予備チューブとタイヤレバーや携帯ポンプ

・転倒などによるエンド金具の破損やディレイラーの不調

・上記から起因するチェーントラブル(捻じれ・破断など)

 → +ドライバー、チェーン切り

・同じく転倒などでの衝撃で曲がったハンドルなどの修正など

 →六角レンチ

・ブレーキやシフトワイヤーの断線

 →予備ワイヤー

以上を踏まえて以下の様な内容となりました↓

・チューブ

・タイヤレバー

・毛抜き

・4~6mm六角レンチと8mm変換ソケット

・+ドライバー(No.2)

・チェーン切り&チェーンピン

・結束バンド

・シフト&ブレーキインナーワイヤー / 各1本

・M5&M6ボルト / 各1本

(携帯ポンプは車体取り付け型ですので別であります。)

とりあえずこれだけあれば自走で帰れるかなと。

チューブとタイヤレバーは言うまでもなく必須です。

もしくはチューブパッチを携行するかですが、小さい穴が開いた場合に出先で探すのは難しい場合がありますので新しいチューブに交換してしまった方が無難です。

また、パンクの際に必ずしていただきたいのがタイヤに刺さったままかもしれない異物のチェック。

もしも刺さっている異物を見つけても指では抜けない(摘まめない)場合も多いのでタイヤレバーと一緒に毛抜きを入れておくことをおすすめします。

六角レンチは使用頻度の高いサイズの3本と余りもので8mmのソケットがあったので計4サイズのみ。(というか全部余りもの)

他サイズもあるに越したことはありませんが今回はなし!

+ドライバーはNo.2規格のものがあれば問題ないです。

小さくて軽くて無くしてもダメージの無いやつは100均で買ったやつ。

チェーン切りは折り畳み式で携帯性が良いものをチョイス。

チェーンやメカのトラブルなどで最悪の場合はチェーンを繋ぎ直してシングル化で自走できるように。

なんなら全部セットになっている携帯工具あるんですけどね(^^;

インナーワイヤーは必須というわけではありません。

日頃から点検をしっかりと行っていれば切れかかっていてもすぐに気付ける点ですので点検は怠らないようにしましょう。

それでもブレーキの場合は安全性を考慮すると万が一に備えて交換できるスキルがあれば携行しても良いと思います。(全部そうだけど)

ちなみに私がよく乗っているMTBは油圧ブレーキですが一緒に走っている嫁さんの自転車がワイヤー式ですので今回は装備することにしました。

さらに余談ですが点検は年に1度でも構いませんので必ず近くのショップでやってもらいましょう。

自分でできるのは結構なのですが、あまりにも「我流」が過ぎる方も稀にいらっしゃいます。

自分のメンテナンスに間違いがないかなどダブルチェックの感覚でお気軽にお持ち込みいただければと思います。(当店購入車は点検無料です)

結束バンドと予備のボルトは・・・まあ念のため。

ところで肝心の重量ですが計量の結果ジャスト500g!

何かの能力に目覚めたのかもしれない自分が怖いです( ゚д゚)ンアー

今回はMTBのチューブで計量しましたがロード用やクロスバイク用であればもう少し軽くできると思います。

春を目前に今一度お手持ちのツールを見直してみませんか?

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