第三種TSマーク(緑色)の取り扱い開始
当店でこれまで扱ってきた第二種TSマーク(赤色)ですが、2023年2月1日のご依頼分から新たに加わった第三種TSマーク(緑色)へ切り替えます。
以前にもお伝えした情報で、いろいろあって一旦保留としておりましたが、この度正式に当店で緑色の取り扱いを開始させて頂きます。
第三種(緑色)の概要
【賠償責任補償】※被害者に対して
対象:被害者の死亡・傷害(全ての人身事故)
補償限度額:最大1億円(示談交渉サービス付き)
【傷害補償①】※運転者に対して
対象:搭乗者の死亡・重度後遺障害1~4級
補償額:一律50万円
【傷害補償②】※運転者に対して
対象:15日以上入院の搭乗者
補償額:一律5万円
【補償期間】
1年間有効 (更新の際は再度点検が必要です)
第二種(赤色)との違い
【賠償責任補償の対象範囲が拡大】
赤色は被害者が死亡または重度後遺障害1~7級という等級の条件に該当する怪我に限り最大1億円までの補償となっていますが、緑色の場合は等級の条件が撤廃されて全ての傷害事故に対して最大1億円まで補償されます。
一方で15日以上入院の被害者に対しての「見舞金(一律10万円)」は廃止されますが、対象範囲が拡大された賠償責任補償内でカバーされることとなります。
【示談交渉サービスが付いた】
示談交渉サービスは保険会社支払いの対象となる賠償事故について、緑色のTSマークが貼付された自転車の運転者に代わって保険会社が示談交渉を行ってくれます。
※業務中の使用やレンタサイクルの場合はサービス対象外となります。
【運転者の傷害補償が減額】
ここについては少しマイナスとなってしまいますが、これまで運転者が15日以上の入院で一律10万円だったのが5万円に変更となります。
また、運転者の死亡または重度後遺障害1~4級について一律100万円だったのも50万円に変更となります。
緑色の場合、主に運転者が加害者となってしまった場合に備えての補償に重きを置いた保険となるため運転者自身の補償は減額となってしまいますが、ご家族で自動車保険に入っておられる場合はオプションで傷害特約などが付けられると思いますので、不安な場合は一度そちらを見直してみるのも良いかもしれません。
◆ここがポイント◆
これまでの第二種(赤色)TSマークは等級条件があったため、実際に補償を受けられる被害者は一部に限られてきましたが、第三種TSマーク(緑色)は条件なしで補償が適用されやすくなり、さらに示談交渉サービスも付いたので、被害者・加害者という観点で両者にとって手厚い内容になったと言えます。
料金について
これまではTSマーク代+個々のお店の点検代というのが一般的でしたが、不当表示にあたる可能性があるという事で点検代も含み緑色は最低2,500円からというのが新しい決まり事となりました。
そのため当店では点検代込み 一律2,500円(税込)とさせて頂きます。
※修理が必要な場合は別途修理代
これまではTSマーク代660円と点検代1,540円で合計2,200円(税込)でしたので、実質的に300円の値上がりとなります。
また、当店ご購入車は点検代をサービスとさせて頂いておりましたが、TSマークの点検については大変恐れ入りますが今後は一律2,500円のご請求とさせて頂きます。
ただし、修理の場合は今後も割引が適用されますし、TSマーク以外の通常の点検については今まで通り無料で行ってまいります。
何卒ご理解頂きますよう宜しくお願い致します。